《フッ素塗料》メリット・デメリット｜ガイソー小牧店

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《フッ素塗料》メリット・デメリット

2023.10.13

こんにちわ！
ガイソー小牧店です♬

今回は《フッ素塗料（フッ素樹脂塗料）》のメリット・デメリットについてお話していきます！

＊《フッ素塗料》とは？

フッ素塗料とは、「フッ素樹脂を主成分として作られた塗料」のことです。フッ素樹脂は「蛍石」と呼ばれる鉱石をもとに作られた合成樹脂で、耐熱性・耐摩耗性・絶縁性などの様々な特性を持っています。それに加えて、フッ素樹脂はプラスチックの中でもトップクラスの耐候性を持っていることから、フッ素塗料もまた優れた耐候性を発揮することができます。

フッ素塗料に配合されているフッ素樹脂には、「3フッ化型フッ素樹脂」と「4フッ化型フッ素樹脂」の2種類が存在します。
3フッ化型フッ素樹脂が「2つの炭素と3つのフッ素、1つの塩素が結合してできた樹脂」であるのに対し、4フッ化型フッ素樹脂は「2つの炭素と4つのフッ素が結合してできた」樹脂であり、3フッ化型フッ素樹脂よりもフッ素の数が多い分、耐候性も向上しているとされています。
そのため、4フッ化型フッ素樹脂を採用したフッ素塗料は塗料の中でもハイグレードであると言えます。

フッ素塗料は、前回ご紹介したシリコン塗料に負けず劣らずの人気を持った塗料となっています。
そんなフッ素塗料のメリット・デメリットについて、解説していきたいと思いますヾ(•ω•`)o

＊フッ素塗料のメリット

フッ素塗料を使用するメリットとして、以下の3点が挙げられます。

①優れた耐候性により、耐用年数が長い

前述の通り、フッ素樹脂が非常に優れた耐候性を持っていることから、フッ素樹脂が配合されているフッ素塗料もまた耐候性に優れる塗膜を形成することができます。
長期間にわたって雨風や紫外線を受けても塗膜が劣化しにくいので、フッ素塗料の期待耐用年数は約15～20年と非常に長いです。
フッ素塗料で屋根や外壁を塗装することで、10年近くはメンテナンスを行わずとも外観を綺麗に保てるようになるので、アクリル塗料やウレタン塗料のように頻繁な塗り替え工事が必要となる塗料よりもトータルの工事費用を安く抑えられる場合が多いです。

②光沢が長持ちしやすい

フッ素塗料は優れた耐摩耗性を持っているので、「塗膜の光沢が長持ちしやすい」というメリットがあります。
塗膜の光沢を長持ちさせることで、新築のように美しい外観を保つことが可能となります。

③汚れが付着しにくい

フッ素塗料は親水性（水のなじみやすさ）の高い塗膜を形成するので、外壁に当たった雨水が薄く広がるようになります。
雨水が外壁に付着していた汚れの下に潜り込み、そのまま一緒に流れ落ちる「セルフクリーニング効果」によって、雨が降る度に外壁の洗浄が自動で行われます。

また、フッ素塗料に配合されているフッ素樹脂は絶縁性を持っているため、塗膜に静電気が発生しません。静電気によって大気中を漂うチリやホコリが引き寄せられるといったことがなくなるので、外壁の美観を長期間にわたって維持することができます。

＊フッ素塗料のデメリット

反対にフッ素塗料を使用するデメリットとして、以下の2点が挙げられます。

①工事費用が高くなりやすい

フッ素塗料は非常に優れた性能を持っているが故に、「工事費用が高くなりやすい」というデメリットが存在します。
フッ素塗料による塗装工事の相場は外壁1㎡あたり約3500～5000円となっており、1つ下のグレードであるシリコン塗料（外壁1㎡あたり約1800～3000円）と比較するとかなり高価です。
とはいえ、フッ素塗料はその価格以上の効果を発揮してくれますし、期待耐用年数も塗料の中でもトップクラスの長さとなっておりますので、
「メンテナンスフリーな外壁にしたい」という場合はフッ素塗料がおすすめです。

②ひび割れが発生しやすい

フッ素塗料は柔軟性に乏しいことから、塗膜が建物の振動や収縮についていけずに塗膜がひび割れてしまう場合があります。
塗膜のひび割れが起こるとひび割れ部分から外壁内部に雨水が侵入し、雨漏りや腐食の原因となってしまうので、この点はフッ素塗料の大きなデメリットであると言えます。

《フッ素塗料》のメリット・デメリットについてお話しさせていただきました！
フッ素塗料はシリコン塗料よりも高価ではありますが、その金額以上の性能を発揮してくれることから、シリコン塗料に負けず劣らず人気な塗料となっています♪
「長期にわたってメンテナンスフリーな家に住みたい！」「工事費用を安く抑えたい！」という方は、フッ素塗料による塗装工事を検討されてみてはいかがでしょうか？

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