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《無機塗料》メリット・デメリット

2023.10.06
 こんにちわ!
ガイソー小牧店です♬


今回は《無機塗料》のメリット・デメリットについてお話ししたいと思います!



*《無機塗料》とは?

無機塗料とは「無機物(無機化合物)を主成分として作られた塗料」のことです。無機物は「炭素を含まない物質」を指しており、セラミックやケイ素などが該当します。
無機物だと固すぎて塗膜を形成することができないので、実際には「有機物+無機物」によって構成されています。そのため、無機塗料は有機塗料の一種であると言えます。

無機塗料は「フッ素塗料以上の耐候性を持つ」として、近年注目が集まっている塗料です。
そんな無機塗料のメリット・デメリットについて、解説していきたいと思いますヾ(•ω•`)o


*無機塗料のメリット

 

無機塗料を使用するメリットとして、以下の4点が挙げられます。



①優れた耐候性

無機物は非常に強固な結合を持っており、その強さは紫外線の破壊エネルギーにも耐え得るほどだとされています。
そのため、無機塗料は「紫外線による塗膜の劣化が起こりにくい」という特長を持っています。
この耐候性の高さにより、無機塗料の期待耐用年数は約20~25年と非常に長寿命です。




②カビ・コケが繁殖しにくい

無機塗料は一般的な有機塗料に比べて有機物の含有量が少ないです。そのため、「有機物をエサとするカビ・コケが繁殖しにくい」というメリットがあります。
立地条件(日当たりが悪い、近所に川や田んぼがある等)によってカビ・コケの被害を受けやすい場合は、無機塗料で塗装することで解決できるかもしれません。



③汚れが付着しにくい

無機塗料に配合されているセラミックは「親水性が高い」という性質を持っています。
親水性が高い塗膜を形成することで、外壁に当たった雨水が薄い膜状に広がるようになります。すると、外壁に付着していた汚れの下に雨水が潜り込み、一緒に流れ落ちてくれるのです。
この「セルフクリーニング効果」によって、洗浄を行わずとも外壁を綺麗な状態で維持することができます。


④高い耐火性

無機物は炭素を含んでいないので、火に触れても燃えることはありません。
無機塗料には少なからず有機物が配合されているので「無機塗料=絶対に燃えない」というわけではありませんが、無機塗料に配合されているセラミックやケイ素は融点(熱によって溶け始める温度)が非常に高いことから、火災が起こっても塗膜が燃えることはほとんどないと言えます。
万が一の火災に備えたいという方は、無機塗料による塗装がおすすめです。


*無機塗料のデメリット


反対に無機塗料を使用するデメリットとして、以下の2点が挙げられます。



①価格が高い

無機塗料による塗装工事の相場は外壁1㎡あたり約5000~5500円と、塗料の中でもかなり高価です。
とはいえ、無機塗料は一度塗装してしまえば約20~25年にわたって外壁を保護し続けてくれるため、安価で耐用年数が短い有機塗料よりもトータルの工事費用は安くなりやすいです。
高級なフッ素塗料(外壁1㎡あたり約3500~5000円)と工事費用にあまり差がないことから、思い切って無機塗料を選択される方も多いです。



②ひび割れが発生しやすい

工事費用よりもむしろ、「ひび割れが発生しやすい」という点が無機塗料の一番のデメリットであると言えます。
強固な無機物から作られた無機塗料は柔軟性に乏しく、塗膜が建物の動き(振動・収縮など)に追随するのは困難です。そのため、思わぬ方向に引っ張られることで塗膜がひび割れてしまうのです。
モルタルやコンクリートなど、ひび割れが起こりやすい外壁材に無機塗料を塗装すると、ひび割れが多発して期待耐用年数まで持たない可能性もあるため、ご自宅の外壁の材質によっては無機塗料はおすすめできません。



《無機塗料》のメリット・デメリットについてお話しさせていただきました!
無機塗料は非常に優れた耐候性により、約20~25年にわたってご自宅の外壁を保護し続けるとされています。
しかし、無機塗料には「ひび割れが発生しやすい」というデメリットもあるため、外壁のひび割れに気が付いたらしっかりとメンテナンスを行う必要があります。
無機塗料を検討されている方は、メリット・デメリットを把握した上で選ばれることをおすすめいたします\^o^/




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